2025/1/01
2025年 迎春 100年クリニックを目指して
明けましておめでとうございます。
21世紀も1/4が過ぎようとしています。
おかげさまで当院も開院23年目に入ります。
最近、私が1990年代に体外受精をして出産された方のお子さんが、再び体外受精を行って妊娠される“親子二代”の方が何人かいらっしゃいます。私達の仕事も親子代々受け継がれることを大変うれしく思います。
更に、22世紀に向かってこの流れを続けられるよう職員一同努力してまいりたいと思います。
当院の体外受精の特徴は、患者様のAMHを尊重してできるだけ多くの胚を1回の採卵で作り、2人目、3人目のために少しでも若い時の胚を凍結しておくのが基本です。これは、流産率低下・妊娠率向上に繋がっています。
1回の採卵で、3人・4人と生児を得た方も多くいらっしゃいます。
全身麻酔中心ですので、痛みに対して不安な方も安心して治療を受けていただけます。
また、子宮内環境を整えるため、子宮鏡検査も全例行っており TruClear™を用いた 「子宮鏡下子宮内膜ポリープ切除術」も連日行っています。 これも妊娠率向上に役立っています。
2023年の生殖補助医療での妊娠・出産数の統計がまとまりました。 (詳細は近日中に報告いたします)
妊娠数 1155 出産数 約870名 でした。
35歳以下の妊娠率59.3%(全国値46.7%) 生産率48.1%(全国値36.5%)
36~41歳の妊娠率43.9%(全国値35.5%) 生産率31.7%(全国値24.3%)
(全国値は日本産科婦人科学会2022年ARTデータブックより算出)
今年も、職員一同 皆様の目標達成のため、幸せのために全力で努力いたします。
2025年が 皆様にとって良い年となることをお祈り申し上げます。
2025年 元旦 理事長 小林淳一